FAQ
iコンプライアンス抵触事例:コンテンツ棚卸の不備
サーバー上のコンテンツの状態を確認するため、棚卸することになりました。
Webブラウザを使用して、サイトマップを参考にしながら目視すれば良いですか?
インターネットコンテンツはデータを追加・変更することが容易であるため、ともすればサイトマップや関連資料に反映されていない変更が起こりがちです。さまざまなケースの隠れコンテンツが考えられますが、実際にI-ROIの会員でも以下の例がありました。
●もともとはサイトに明示的なリンクが存在していたのに、構成が変更になってリンクが削除されたのにコンテンツ本体が残っている
●担当者が一時的にサーバに置いたファイルを消去し忘れていた
こうした隠れコンテンツはサイトからはリンクされていませんが、検索エンジンを利用すれば表示されてしまいます。そのため、コンテンツの棚卸はブラウザでサイトの明示的なリンクを確認するだけでなく、FTPツール等でサイトに接続し、実際のファイルを確認する必要があります。
iコンプライアンス抵触事例:放棄ドメインの管理
過去に販売キャンペーン用に専用ドメインを取得しましたが、現在はその商品が廃品種になり使用していません。
ドメインの期限が切れてしまいますが、今後も使用する予定がないので、そのまま放置して良いでしょうか?
期限切れで放棄された有名ドメインを意図的に取得して、別のサイトに誘導するために転売する業者が存在します。つまり、元のドメインを使用していた企業のブランドイメージにただ乗りするビジネスが行われているわけです。
有名ドメインは、元来の企業が使用を停止していても紹介サイト等にリンク情報が残っていることが多いので、それを使えばコストをかけずに宣伝効果・集客効果が見込めるわけです。
実際に、ユーザーが放棄ドメインと気付かずに元の企業のものであると思い込み、無関係な商品を購入したという問題が生じています。
そのため、一部のI-ROI会員企業では「いったん取得したドメインは、使用しなくなっても権利を継続しておく」というポリシーで管理するようになっています。
安心マークについて教えてください
I-ROI会員のWebサイトやコンテンツに掲示されている安心マークについて教えてください
「安心マーク」は、発信するコンテンツの表現が利用者にとって健全である、とI-ROIが認定したサイトに掲示されます。青少年の精神的発展段階に応じた年齢区分を設け、会員は自社コンテンツがどの区分にふさわしいか自己評価しI-ROIに報告します。I-ROIは認定基準に照らして審査し、適合サイトに安心マークの掲示を許可します。
【年齢区分】 1. 全年齢にふさわしい 2. 12歳以上にふさわしい
3. 15歳以上にふさわしい
4. 18歳以上のみ対象
参考資料: I-RO倫理規程
コンテンツの表現
iコンプライアンスでは、コンテンツの表現だけ管理すれば良いのですか?
インターネットのコンテンツは容易に内容が変更できるため、表現のコントロールは継続的に行われなければなりません。
それには、インターネットのコンテンツの制作プロセス全般を定常的にコントロール していくマネジメントシステムとしての運用が重要です。
i コンプライアンス
i コンプライアンスとは何ですか? 一般のコンプライアンスとはどこが違うのですか?
変化の早いインターネット分野では、現実の社会の要請に法令の整備が追いついていません。
しかし、インターネットを利用する企業は、法令が確立する前でも問題に対応しなければ、リスクを回避できません。
そのため、単純なコンプライアンスでなく、「社会的要請」を反映させつつも法令を遵守し、事態に柔軟に対応できるマネジメントシステムを構築していくことが必要です。
これが「iコンプライアンス」です。